10年落ちのノートパソコンを貰ったので、SSDに替えたらどのくらい速くなるのかやってみた

10年落ちのノートパソコンを貰ったので、SSDに替えたらどのくらい速くなるのかやってみた

昔のノートもまだ使える

実家に帰った時に、「これいるなら持ってって」と受け取ったノートPC。
ちょうどノートが欲しかったのでやったー!

普段、ブログもエクセルも画像管理も、スマホで完結させている婿どのimmukodono)です(・∀・)♪

でも時々、PCじゃないと大変な作業もあります。

ただ…
デスクトップの前に座るのがおっくうなんですよね(´ω`)‥トホー

手軽に使えるサブ機がほしいと思っていたところ、親父から譲り受けたノートパソコン。

ちょいカスタムで、こいつを使い倒したいと思います!

 この記事をザックリまとめると…
  • SSDは有名メーカーの新品がいい
  • フォーマットはMBRで
  • ソフトを使えばクローンコピーも簡単
  • 結果はメインPCを食っちゃうくらい速い!


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TOSHIBA RX3 SN240Y/3HD

不安と期待を胸に、貰ったノートパソコンを起動してみると、大してアプリも入っていないのにかなり重たいー

やはり10年も前のPCは、パフォーマンスに難アリです( 一一)

スペック

TOSHIBAのRX3というノート。
基本搭載プロセッサはCore i5のようなんですが、婿どのが貰ったやつは廉価版らしく、Core i3の第1世代が搭載されていました。

Core i5に互換性はありそうなので、SSD交換で効果を実感できなければプロセッサをアップグレードしてもいいかなとも思ってます。

ebay で見てみたところ、新品で約1500円。

ebayでCore i5の第一世代560Mが安かった

ebayのリンクに飛びます飛びます

お手ごろ価格でアップグレードできそうですな。

一方、メモリは本来2GBのところ、4GBに増設してありました(やるじゃん、親父)

またOSも無償アップグレードでWindows10になってます。

SSDでサクサク動くようになったら、構成としてまだまだイケそう!

ベンチマークをチェック

手始めに、
ストレージのデータ転送速度を測定できる【CrystalDiscMark】というソフトを使って、搭載されているHDDのベンチマークをチェックしてみました!

CrystalDiscMark

いざ計測!

ストレージのベンチマークソフト「CrystalDiscMark」を使って10年前のノートパソコンのHDDをチェック

よく分からないけど、0.2ってポンコツじゃない?

今のところ比較対象のデータが無いので、数値については何も言えませんが、
  多分、いや絶対! 全然ダメ!

とにかく現状は、
文字入力もままならない状態です(´・ω・`)

 さて…
  実験を始めよう!

SSDを用意する

 SSDを買うぞーー!

と意気込んでみたものの、たくさんあるので迷いますね。
そこで基本からおさらい

SSDとHDDの違いを簡単に

HDDは、ハードディスクドライブの略で、ハードでディスクというくらいあって、物理的な動作が必要になる機械です。

具体的には、起動して、ディスクを回し、レーザーで書き込んだり、読み込んだりする…といった作業です。

SSDは何の略なの?

一方、
SSDは、ソリッドステートドライブの略で、【solid state】は『個体状態』を指す専門用語です。

HDDのように可動箇所のある装置との対比で使われ、個体そのものの作用を利用した動かない装置の事をいいます。

SSDは、身近なものだとSDカードに代表されるフラッシュメモリーなので、データの読み書きは電子的に行われます。

起動に物理的な動作は不要ですし、
データも瞬時に行われるので、パソコンの起動のような、一度に大きいデータをやり取りする作業にはSSDが真価を発揮します。

フラッシュメモリーについて気になった方はこちらを見てみて下さい(˘ω˘)

フラッシュメモリについて

理解不能ワードが押し寄せてくるので、気を付けてくださいね笑




SSDは新品かつ有名どころを選ぼう!

基本をおさらいしたところで、実際にSSDを選んでみました( •̀ .̫ •́ )✧

はじめはコストを削減しようと、ヤフオクで中古のSSDを購入しようと思っていたのですが、思ったよりも新品との価格差がないという事実。

また、
得体のしれない中古をチョイスした結果、大切なデータがクラッシュしてしまったとしても、何も戻ってきません。

であれば、
新品のSSDを購入した方が、はるかにリスクが少ないです。

また同容量でも、
値段が安いもの(Colorfulなど)もありますが、そういう製品はやはり品質が不安定なものも多いようです。

 当たりを引けばラッキー!

という考えで後々後悔しないように、有名な企業のSSDをチョイスすべきです(・∀・)

具体的には、Samsung(サムスン)SanDisk(サンディスク)Crucial(クルーシャル)といった半導体大手の製品たちです。

婿どのは、コスパとレビューの良さを参考に、クルーシャルの240GBをチョイスしました

ちなみに2019年5月現在、amazonで3780円でした。

SSDをつなぐケーブルも購入

SSDをノートパソコンに繋げて認識させるには、ケーブル接続が手軽です(˘ω˘)

高い物では無いので、一本あるとそのまま外付けストレージとしても使えて便利!

もっと安いものもあったのですが、
Sabrentの2.5インチSATA/SSD変換アダプタケーブルがシンプルで単純にデザインが好み。amazonで約900円。

 君に決めた!

翌日には到着。

アマゾンさんからクルーシャルのSSDとSabrentのSATA/USB変換ケーブル

安くて早くて安心ね!

SSDをフォーマットする!

どうせ貰ったノートパソコンなので、クリーンインストールするのがベストなのかもしれません。

でもOSやOfficeのプロダクトキーなども分からないし、親父が入れたアプリなども結構使えるものが多かったので、購入したSSDを現在のHDDのクローンにして、乗せ換えたいと思います(๑˃̵ᴗ˂̵)و

まずはSSDをノートパソコンに接続

SabrentのUSB3.0/SATA変換ケーブルでクルーシャルのSSDをノートパソコンに接続の図

接続の図。ブルーのLEDが点灯

まずはノートパソコンがSSDを認識しているかを確認します( ´_ゝ`)

Windows10の作業環境だと、
 コントロールパネル
   ハードウェアとサウンド
    デバイスマネージャー
 の順番にクリックしていきます。

ハードウェアとサウンド>デバイスマネージャー

すると…
SSDではなく、Sabrentという表示が。

デバイスマネージャーでSSDが認識されてるかどうか確認したらSabrentのケーブルの方が優先して表示されてる

ここはCrucial SSDと表示されて欲しかったですが、ケーブルの方が優先して表示されているようです。

まぁ、多分大丈夫でしょう!

続いてSSDをフォーマット

クルーシャルSSDの説明書を読むと、「メーカーでフォーマットしてあります」という記載がありました。

しかし、
クローンコピーで失敗するケースが多いようなので、パソコン側でフォーマットをかけた方が無難です。

コントロールパネル
  システムとセキュリティ
   ハードディスク パーティション作成とフォーマット
の順番にクリックしていきます─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ

ディスク1に新しいSSDが未割り当ての状態で表示される。未割り当てとは?

ディスク0が現在のHDD。

ディスク1が新しく認識されたSSDとなります。

現状、ディスク1は『未割り当て』という状態になっています。

『未割り当て』というのは、説明が難しいですが…
新しく手に入れた土地が未開拓状態で草がボーボーのまま、というような感じだと思います。

荒れた土地を有効に利用するためには、綺麗に整地し、目的別に区画整理する必要があります。

それがフォーマットとか、パーティションと呼ばれる作業です。
この例えが的を得ているかどうかは定かではありません( •̀ .̫ •́ )✧キッパリ

とにかく、
『未割り当て』はパソコンがSSDを認識していても利用できる状態にないということになります。

フォーマット開始!

先ほどの画像は、
『未割り当て』の部分に右クリックをした状態になっています。

新しいシンプルボリューム」をクリックすると、『ディスクの初期化』というウィンドウが立ち上がるはずです。

未割り当てを右クリックすると、新しいシンプルボリュームが表示され、ディスクの初期化ウィンドウが立ち上がる。MBRを選択する。

ここではフォーマットの形式を

  • MBR(マスターブートレコード)
  • GPT(GUIDパーティションテーブル)

 の2種類から選ぶことになります。

『GPT』は比較的新しい規格なので、古いパソコンの場合『MBR』を選択しましょう!

ボリュームD・正常(プライマリパーティション)として認識されました

これで使用する事ができます!

EaseUS Partition Masterでクローンコピー

さて、
ようやくSSDを換装するために、クローンコピーの作業に移ります。

 大変そう…

といっても、
作業はEaseUS Partition Master Free というソフトを使えば簡単でしたよ(・∀・)♪

こちらのソフトを使いました

手順は次へ次へを押していくだけ

フリー版でも、ちゃんとクローンコピー出来ます。

やり方は、
メイン画面の右上の『クローン』をクリックします。

そして、
まるごとコピーの『ディスククローン』を選択。

クローンの対象(ソース)はディスク0のHDD。
ターゲットをディスク1のSSDにします。

元のHDDには、クラッシュしたとき用のリカバリーパーティションなどが設定されていました。

しかし、リカバリーファイルは別に用意しておけばいいと婿どのは判断。

SSDはストレージとして最大限に使えるように、リカバリーパーティションなどを削除 & 統合しました( ´_ゝ`)

 

さぁ、実行しますよ。

EaseUS Partition Masterではパソコンが再起動して黒背景のままクローン化が進む

再起動されて、クローン化がスタート!

黒背景のままクローン化が進むとは予想してなかったので、少し不安…

EaseUS Partition MasterでSSDのクローン化が完成した瞬間

どうやら終わったようです

あとはHDDとSSDを差し替えるだけ!

クローンコピーについて参考になりました




SSDに交換していざ起動

このノートパソコンは、HDDとSSDを交換する作業もとても簡単でした(´ω`)

裏返して、ネジを3本外すだけ。

TOSHIBA rx3 ノートパソコンの裏側。メモリのフタを外してからHDDにアクセス。SSD換装は簡単。

注意事項

  1. バッテリーや電源を外しましょう
  2. 必ず壁や金属に触れて、静電気を除去してから作業しましょう!

帯電していると、メモリなどが壊れます(゜_゜)

メモリが格納されている蓋をまず外してから、HDDのお部屋に入室します。

あとはケーブルを差し替えてSSDを収納すれば完了

あっけない!!

祈るような気持ちで起動

そして…
電源を押して、OSが立ち上がれば一安心。

 神よ!!!
 

無事、起動しました(๑˃̵ᴗ˂̵)و

どれくらい早くなったのか

HDDのベンチマークテストに使ったCrystalDiskMarkで、SSDのベンチマークをチェックしました!

すると…

HDDとSSDのベンチマークテスト結果の違い。ビフォアアフターに凄い差。

Before / After

一目瞭然の結果が出ました!

2段目の【4KiB Q8T8】というスコアは、
  0.453  190.1  Wow!

にゃんと!
 約420倍もスコアアップしました。

起動のスピードも、
電源を押してからChromeでGoogle検索を始めるまで20秒というスピードに!!

パスコードの入力にモタつくので、もっと早いかも(´ω`)

10年落ちPCをSSD換装まとめ

 も一度ザックリまとめると…
  • SSDは有名メーカーの新品がいい
  • フォーマットはMBRで
  • ソフトを使えばクローンコピーも簡単
  • 結果はメインPCを食っちゃうくらい速い!

結論としては、
10年前のパソコンもまだまだ使える!という事ですね( ´_ゝ`)

SSDの容量次第ですが、
投資金額も5000円かからなかったので、新たにパソコンを入手することを考えたらとってもお得でした!!

何かの参考になれば幸いです♪

ではっ(*˙︶˙*)ノ”

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