結露防止に簡単DIY!中空ポリカーボネートボードで二重窓を作ったら断熱性能がすごかったお話

結露防止に簡単DIY!中空ポリカーボネートボードで二重窓を作ったら断熱性能がすごかったお話

ハモニカーボでサッシからの冷気をシャットアウト
窓際が冷たすぎる…
使わない部屋との温度差に転落死しそうなので、今年こそ断熱を!と挑戦してみたら簡単でしたわよ。

夏は暑さに弱く、冬は寒さに凍える婿どのimmukodono)です( ´Д`)=3

日本の住宅の弱点とも言われるアルミサッシ窓。

熱伝導率が良すぎるので、外の冷気がどんどん部屋に伝わってきます(゜_゜)

ひとたび結露し始めるとカビやらなんやら、良いこと無しなので、今年は対策を考えました!

感想を一言でいうと…

 もっと早くやっときゃ良かった!!
 

 この記事をザックリまとめると…
  • 軽くて強い中空ポリカーボネート
  • 透明感があり、光をよく通すのにUVカット
  • DIYでも簡単!1枚2千円以下!
  • 効果は抜群だ!


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一万円以下で二重窓を作りたい

窓の結露防止や断熱には、数百円で断熱でき、DIY初心者でも扱いやすいプチプチやプラダンが有名です。

実際、以前住んでいた家ではプラダンやプチプチをガラス窓に貼り付けたり、結露を吸い取るシートを枠に貼り付けたりして、結露対策を講じてきました。

しかし、
プチプチは友達が家に来た時などには気が引けるくらいダサいし、プラダンは透明感があまりないので採光の邪魔となって、冬の貴重な太陽の光を無駄にしていました。

そして何より…
すごい断熱!ということも無くて、正直あんまり効果がないんですよねぇ…

それは、プチプチをいくらガラス面に貼り付けても、アルミのサッシ部分から冷気がジャンジャン入ってくるからなんです(; ・`д・´)
 

サッシ部分を中心にしっかり結露

中空ポリカーボネート板に注目

そこで婿どのは、

 小手先の対策じゃ意味がないし仕上がりもカッコ悪いよね。

 窓全体を覆うことができる、二重窓じゃないと断熱は出来ない!

という結論に至りました。

とはいえ、
二重窓を新たに施工するとなると、高く付きそうなので、そこは節約節約。

ネット上ではプラダンで二重窓を作っている方もいますが…

今回婿どの注目したのが、プラダンのポリカーボネートバージョンである『中空ポリカーボネート板』。

ポリカーボネートは、軽量で透明度が高く、機動隊の盾に使われるほどの強度をあわせ持つプラスチックです。

それを段ボールのように貼り合わせて、空気の層を作り出した板が物が『中空ポリカーボネート板』なのです(・∀・)♪
 

断面がダンボールのようになってる

 

プチプチやプラダンのようにガラス面に貼り付けるようにして使うことも出来ますが、中空ポリカーボネート板は強度が高いので、そのものをガラス窓のように使うことができるスグレモノ!

上下のレールさえ用意すれば、ポリカーボネート板をはめて簡単に二重窓を作れちゃう!というわけですね(*^^)v

製品として名前は、『ハモニカーボ』や『ツインカーボ』『ポリカボード』『ポリカ中空ボード』などの名前で販売されています。

中空ポリカーボネート板の特徴

ポリカーボネートそのものの特徴は、先ほど機動隊の盾にも使われていると紹介した通り、高い耐衝撃性能が挙げられますが、その他にも様々な面で利用しやすい素材となっています。

ポリカーボネート(PC)の耐衝撃性は(中略)ポリエチレンやアクリル樹脂の50倍にも達するほどの強さを持つ。ハンマーなどで強打しても割れることがない、非常に強い耐衝撃性を持っているのがポリカーボネート(PC)の最大の特長である。

さらに、(中略)耐候性や耐熱性にも優れた性質を持ち、長期間の使用や、外部での使用にも耐えうる性能が強みだ。また、(中略)高い透明度を持っていることから、さまざまな製品の材料として注目される材料でもある。
株式会社アイ・メーカー さんのブログより引用

二重窓として設置する素材選びに、【安全】という観点は非常に重要でした。

我が家には子供が4人。一番下は最近つかまり立ちを習得したばかりの新米ベイビー。

ベイビーは音が鳴るものなら何でも全力で叩いてしまう習性を持っていますし、上の子たちも家の中をグルグルと回遊しています。

割れやすい物を使ってしまうと、大怪我につながります。

その点、ガラスのような透明性もありながら、割れない素材であるポリカーボネートは安心ですね(´ω`)

 

 
婿どのが購入したものには『中空ポリカの特長』として、

  • 軽 い ー 同厚ポリカーボネートシートの約1/5
  • 断熱性 ー 同厚ポリカーボネートシートの約1.5倍
  • 燃えにくい ー 火源が離れると自然に火が消える性質です

と記載されていました。

中空構造にすることで、軽さと断熱性能を手に入れることとなり、二重窓にピッタリな素材と言えるかもしれません!

ホームセンターに中空ポリカボードを探しに行く

婿どの宅から一番近いホームセンターは『コーナン』。

こちらで探してみました(・∀・)♪

すると、
以前婿どのが玄関の鉄扉を断熱するのに利用した『ザスリム』の他、『プラダン』などの断熱資材などが置いてある場所に『ハモニカーボ』という商品名で発見しました( ´_ゝ`)

気になる方はこちらも
玄関の断熱を自作してみよう♪賃貸物件でも簡単に原状回復できる方法でDIY!

 

『ハモニカーボ』なら1枚2千円以下と安いのでオススメ

 

両面UV加工されていて、西日が強い部屋に施工する予定なので丁度良いですね♪

ハモニカーボと上下のレールなどを一緒に購入して、自宅に戻ります─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
 

レールなどは数百円で買えます

いざ!二重窓をDIYするぜ

今回二重窓化するのはこちらの窓↓
 

すでに二重窓なので、厳密には三重窓に

 

気密性が良くないのか、冷気をバンバン通してます(゜_゜)

外枠のサイズを採寸してみたら、
  W1524mm × H1205mm でした。

これを参考に必要なものを揃えます^^

まずはレールを取り付け外枠作り

外枠用に購入したのはこちらの三種類。
 

5mm幅のレールと15mm幅のコの字レール

 

ガラス戸レールは上下で切り込みの深さが違うので、セットで購入。

どうしても丁度良いサイズが無いので、自分でカットして調節します。

1000mmと1800mmが売っていたので、なるべく無駄が出ないように購入しましょう!

カットはコンロで炙ったカッターで、スッと切ることが出来ますよ(*´∀`)
 

火の取り扱いには注意

 

枠には両面テープで貼り付けていきます!
 

強力だけど『はがせるタイプ』だと楽です

 

綺麗にピッタリ切れたので、見た目もいい感じに。
 

接続部分もよく見なきゃ分かんないくらい

 

貼り付け位置は、奥のアルミサッシから2〜3mm程度隙間を空けた方が良いです。
 
なぜなら、
次に貼り付ける、隙間風防止用のコの字レールの方が幅が大きいからです。
 
コの字レールは裏に凹みがあったので、両面テープではなく、下穴を開けてネジで固定しました。
 

窓を閉めた時に隙間風が入らないようにしてくれる

 

これで外枠は完成!!




中空ポリカーボネート板をカットする

次に中空ポリカをカットします。

ポリカーボネートは強度が高いので、アクリルみたいに大変かと思いましたが、カッターで簡単にカット出来ました(・∀・)♪
 
高さは外枠より8mmほど短く、1197mm。

横は外枠の幅の半分より10mm長く、772mmに印を付けました。(実際には5mm短く767mmに切った方がピッタリだったかも)

切断には大型刃のカッターがおすすめと記載してある

 

ノコギリ等だと切断面がギザギザになるし、切った粉が中に入って取れなくなります。

大きいカッターを使い、数回に分けて丁寧に切れば、そんなに大変ではありませんでしたよ!

ただ、
直角に切るのは慣れが必要ですね…

二枚目はかなり綺麗に切れましたが、一枚目は切断面にガタが付いてしまいましたσ(^_^;)

でも、
あとからアルミテープを貼ったり、カブセをはめるので神経質になる必要はありません
 
一旦ここで、サイズの確認でレールに入れてみます。
 

うん!バッチリ大丈夫!!

 

中空ポリカボードにアルミテープを貼る

次に中空ポリカボードの保護フィルムを剥がしてから、アルミテープを貼ってゴミなどが入らないよう上下を塞ぎます。

アルミテープを貼ることで、開け閉めがスムーズになる効果もあるし、保温性能も上がるかもしれません。
 
細いアルミテープが売っていなかったので、5cmの物を半分に切って使いました。
 

2.5cm幅にカット

 

端から10mmの所に印をつけて貼ると、大体中心を取れますね。
 

アルミは金属なので折り目がつきやすい

 

アルミテープは綺麗に貼るのが結構難しいです。

指をスライドさせながら、少しずつ少しずつ折っていきます。
 

そこそこ綺麗に貼れました

 

これでゴミが入る心配もありません(*´∀`)

横側にはカブセを取り付ける

中空ポリカは薄いポリカーボネートを貼りあわせてあるので、指を切る可能性があります。

自分で切った断面にはガタが付いているので、結構危険です!

そこで、レールと同じ所に売られていたカブセと呼ばれるパーツを取り付けます。
 

カブセは隙間をふさぎ、断面を保護してくれる

 

上下のレール分を差し引いて長さを調節し、これまた炙ったカッターで切ります。
 

ピッタリ過ぎると、開け閉めがスムーズじゃなくなります

若干の隙間を残してカブセを取り付けました!

ガラス戸用の引き手というものがあるらしく、突起が付いていて開け閉めが楽になるので欲しかったのですが、コーナンには売っていませんでした。

今度ネットで買って、取り替えようと思います!

ポリカーボネート内窓完成!

 
ものの1時間程度で内窓を作ることが出来ました!

簡単すぎてビックリ!

どうしても縦線が入ってしまいますが、
透明度が高く、外窓も磨りガラスなので、義理の母が部屋に来た時は窓の存在に気付きませんでした( ̄ー ̄)ニヤリ

反省点としては、左右の窓が重なる部分をも少し短くしても良かったかなと思いましたが、実用的に全く問題ないのでまぁいいでしょう( ´_ゝ`)
 

カブセとコの字レールのおかげでぴっちり閉まる為隙間風もこない

扉もピッチリしまって気持ちいい!

 
換気扇を回した時に、負圧がかかって窓自体がたわむことがありますが、外れる心配は無さそうです。

断熱効果テキメン!コスパ良し!

朝方の気温は1℃でしたが、朝起きて寒くなかったのがビックリ!

結露もしていませんでした(๑˃̵ᴗ˂̵)و

リビングから移動してきても、以前のような冷気がソヨソヨと流れこむ感じがありません!

こりゃ、
 やってて良かった公文式レベルですぞ(*°∀°)=3
 

コストも安くて助かった

かかった費用は、ポリカボードとレール、それにアルミテープや両面テープなどを合わせて、6500円程度でした。

そりゃ…
プラダンで作るのと比べたら高いですが、仕上がりを考えると安くないですか??

ちなみに…
ハモニカーボを製造している『アクリサンデー』さんが、内窓を作るのに必要なものをセットで販売してくれているようです。

価格はサイズによってですが、
あれこれ自分で用意するのが面倒な方はこれで十分ですね!

自作ポリカ二重窓まとめ

 この記事をザックリまとめると…
  • 軽くて強い中空ポリカーボネート
  • 透明感があり、光をよく通すのにUVカット
  • DIYでも簡単!1枚2千円以下!
  • 効果は抜群だ!

本当に早くやっておくべきでした!
材料さえあれば、本当に簡単(感嘆)!

でも結露で木枠にカビが生えたりする前だったので良かったです^^

部屋が快適になること間違い無しですし、廊下との温度差が緩和された気がします。

冬のヒートショックは、特に高齢者の方にとっては危険な部分がありますので、対策が必要です。

簡単に導入できる『中空ポリカの二重窓』は良いですね!

原状回復も容易なので賃貸物件でも施工できるという点も◎

これは本当にオススメなので、気になる方はぜひやってみてください♪

では今回はこの辺で(*˙︶˙*)ノ”

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